こんにちは。
数日前までは暖かかったのに、冬に逆戻りしたような気候ですね。
早く本当の春が来て欲しいです。
さて、本日は妹が出来たことで、私が「私」であることを忘れ、「兄」になったお話です。
人にはそれぞれ役割があります。
子供、親、友達、会社員、恋人、先生
これらの役割は「私たち」と「社会」を繋ぐ「窓」です。
しかし私たちは役割を演じている間に、本来「窓」だった「役割」を自分自身だと思い込みます。
本日のブログで、貴方の中に眠る多様性を思い出すきっかけになれば幸いです。
【「私」を忘れ「兄」になった瞬間】
僕には妹が1人います。私が2歳の頃に生まれました。
当時のことはあまり覚えていませんが、出産の為に両親が病院に行く背中を、泣きながら祖父母と一緒に見ていたのを覚えています。
親と離れるのが怖かったんですかね。
妹が出来てから私は「兄」になりました。
そして家族の中で私は「子供」に加えて「兄」という役割を演じることになりました。
「お兄ちゃんだからしっかりしないとね」
「お兄ちゃんだから我慢しないとね」
「兄だから妹より優れていなければ」
等等。兄になったことで新しい「思い込み」を獲得しました。
【「兄」らしくない私ではいけない】
一度「兄」になると、「兄」らしくないことが出来なくなりました。
本当はもっと親の愛を受け取りたいのに我慢しないといけず、
妹より優れていないといけないので勉強に励み、
「兄」らしく振る舞うことが大切になり、「やりたいこと」が分からなくなっていきました。
【「役割」の外の「私」を認めてあげる】
社会の一員として生きていると「役割」という「窓」が自分自身だと勘違いしてしまいます。
本当の貴方はもっと大きな「存在」です。
私は内観をしてる内に役割に自分が縛られていたことに気付きました。
兄の役割以外の自分を認めてあげる為に
「もっと子供でいたかったね〜」
「我慢なんてしたくなかったよね〜」
「自分のこと、もっと愛してほしかったよね〜」
というふうに兄の「役割」外に弾き出された「私」を認めてあげました。
一つの「窓」を外して自分を見直すと、さまざまな自分がいたことに気付きます。
人はそれぞれ持っている役割、窓は異なります。
是非あなたの役割に弾き出された自分を認めてあげて、役割に囚われない大きな貴方を思い出してみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
