今日は9年ほど続けていた吹奏楽を、アドラー心理学と出会うことでやめた経緯やその振り返り、心の動きを書いていきます。
自己啓発や心理学、コーチングなど心の領域を扱った叡智と出会ったことで人生を良い方向に変えていきたい。そんな方々にとって人生の方向性を定めるきっかけとなれば幸いです。
~当時、人生の選択を迫られてました~
部活を辞める少し前の私は、そろそろ就活の時期ということもあり、大学を出たらこれからどのように生きていけばよいか?何を目指せばよいのか?で途方に暮れていました。
この頃から自分の人生、個性とは?について考え始めたので両親とも口論になることもありましたね。遅めの反抗期です。
そんな中、ご存じの方もいるかもですが、岸見さんの「嫌われる勇気」、アドラー心理学の入門的な書籍を読みました。
当時の僕からしたら驚きでした。「承認欲求の否定」「貢献感、共同体感覚を目指そう」「過去、未来ではなく今を生きよう」。
当時の僕は人から好かれるのが良いことだと思っていたこともあり180度人生の視点がガラッと変わった。崩れ去ったような感覚に陥りました。
勿論、吹奏楽での活動は本当に楽しい時間でした。今振り返るとどれも良い思い出です。ですが当時の私は自己信頼をなくしていた状態であったため、今までの人生を『承認欲求に基づく駄目な人生』で括ってしまったんです。
そしてそんな環境、人生を変えたい一心で周りの反対意見に耳を閉ざし、2か月ほどで退部まで進めました。
(というのが私の心の表層で起こっていた自我の葛藤なのですが、さらに掘り下げるとこれから高学年になり、良い先輩にならなければいけない、だけどそこまでの能力が私にないという後ろめたさから起こしたイベントだったかもしれません、結局この時も自分の立ち位置を探していたのかもしれませんね)
当時は部全体が夏の全国大会に向けて一致団結して頑張ろう!という雰囲気の中、更には任されていた仕事があったにも関わらずやめてしまい、申し訳ないと心から思います。
~部活を辞めてから~
さて、部活を辞めて確保した時間を使いこれからの人生について考えよう!自分のやりたいことについて本気で考えよう。と意気込み様々なバイトを行い、本業の研究の方にも力を入れ、たくさんの書籍を読みました。
が、そのときの僕には自分のやりたいこと、人生の方向性が見つかりませんでした。
いつかのブログでも書きましたが、不安を何とかしたいという思いで行動し、その不安の世界を広げてしまいました。
自分のうちにある不安に向き合うことが出来ていなかったんです。
その後、コーチングと出会い実際にセッションも受けましたが、自分の人生、本当にこれでいいのか?という思いで充満していました。これは不安と向き合うことが出来なかった自分に因があると今では思います。
~結局、自分で選んだ道だった~
ここまで、目的もなく人との縁を切ってしまったこと、自身の不安と向き合えない時間が続いてしまったことなどを書きましたが、今の僕から見るとそんな人生を経験したかったんだなあ、様々な人との関係の間にイベントを起こしていたのだなあと思います。
ですが当時の僕からしたらたまったものではありません。人生の目的見つけたいのに見つからないのですから。人生楽しみたいのに楽しめてないのですから。
~必要なのは覚悟だけだった~
自分の心と向き合えば、その答えが出てきます。必要なのは崇高な理論や情報ではありません。自身の人生と向き合う覚悟だけです。
お金もいりません、人より優れた能力も何にもいりません。
貴方もありのままの貴方で生きてみませんか?そんなあなたを私はコーチとして応援しています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
